いくつかレッスンを受けたことがあるとは言えバルサラは独学でヴォーカルを学び、経験と直感で彼自身のテクニックを磨いていきました。そのため歌い方について説明することは出来ず、誰かにテクニックを教えることもできないのです。
彼はキャリアを通し、演劇やミュージカルでの様々なキャストとして出演しています。“We Will Rock You”、“Forever King Of Pop”、“Rent”、“Esos Locos Fantasmas”(Those Crazy Ghosts)や、映画“El Ojo Del Diablo”(The Eye Of The Devil)など。彼は10年以上に渡ってTV番組や映画の分野で音楽のレコーディングに参加する多才なアーティストなのです。
バオルはまたスペインのバンドStrangersでもシンガーおよび作曲で参加し、2019年11月にはアルバム“Brand New Start”をMaldito Recordsからリリースしています。
こと音楽面に関しては、バオルを決まりきったカテゴリーに入れるのは簡単ではありません。彼自身は自分を「音楽マニア」と表現します。「音楽」、それがしっかりと作曲され、きちんと演奏されているものであれば。一方で歌に関しては、次のような名前を挙げます。フレディ・マーキュリー、ジョージ・マイケル、ボビー・キンボール、マイケル・ジャクソン、ジョン・ファーナム、ティナ・ターナー、トニー・ハーネル、山田雅樹。
グローバルな背景をもつ彼にとっては当然のことながら、人としてもアーティストとしても国際人であるのです。