ロニー・ル・テクロはTNTとして、「Tell No Tales」で1987年の「スペルマン賞(ノルウェーのグラミー賞)」の年間最優秀ロックアルバム賞を受賞しています。また、2000年には「Oppland Fylkeskommunes Kunstnerstipend(ノルウェーの芸術協会の賞)」を受賞しています。2001年には「Vestre Totens Kulturpris(ヴェスト・トーテン市文化賞)」も受けています。
「ル・テクロはどんな道具を手にしてもメロディとリズムを創り出す真のアーティストだ」
ヤン・ダール- (Rock and Roll Dreams)
ロニーは、ジミ・ヘンドリックスやウリ・ジョン・ロート、ブラック・サバスの伝説的ギタリストであるトニー・アイオミから音楽的影響を受けたそうです。フランク・マリノ&マホガニー・ラッシュや、カンタベリー系ではスティーヴ・ヒレッジなどの影響も受けています。
プログレッシブ・ギター・バンドのアラン・パーソンズ・プロジェクトの創始者であるイアン・べアンソンはもちろんのこと、イギリスのソングライターでビー・バップ・デラックスのギタリスト&シンガーのビル・ネルソンも、彼のお気に入りで大きな影響を受けたアーティストです。また彼は1920年代の音楽のファンでもあります。
オスロ生まれでありながら、彼が「Guitar God-Alien」と呼ばれる所以は、こうした背景で十分説明がつくでしょう。
ロニー・ル・テクロ、「Guitar God-Alien」は「Hjalmar(ヤルマール)」という漫画のキャラクターでもあります。
2017年の夏、漫画の作者のNils Axle Kanten から「ここまでの音楽のキャリアで一体何本の弦を使ったか?」と聞かれたロニーは「わからない」と答えています。
「…でもまあ、33,718本ってことにしておこうかな」
現在、ロニーはTNT以外の活動で他のアーティストと精力的な活動を続け、自らのミュージシャンとしてのステップアップを惜しまないアーティストとして活躍し続けています。